初めまして、弊社ダニエルズアーク代表の大原(ダニエル)です。
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弊社では「個の創造性を解放する、現代社会の方舟でありたい。」という理念の基、日々お仕事をさせていただいております。
例えば、皆さんお気付きのように、時代の流れや質のようなものが、ここ数年で急速に変わってきたのではないでしょうか。
それは、問題に対する正解を出す時代から、もっと別の次元への移行だと、私は感じています。
機能的な会社は集約されグローバルなコモディティ化が加速
例えば「モノを売る」という行為。
誤解を恐れずに言えば、昔は問題への正解を作っていれば良かった訳です。
長時間歩くのが疲れる時代であれば、アクセルを踏むだけで移動できる自動車を作れば飛ぶように売れました。
家にいなければ電話ができない時代であれば、それを持ち運べるようにするだけで爆発的なヒットになりました。
要するに、「不便さという問題への答え」を提示すればそれでモノが売れた時代でした。
しかし、今やほぼ全ての解は出し尽くされ、問題や不便さに対する回答を出せばいい時代はもう終わりに近づいています。
そして、単に問題の解決をするのであれば、ますますビジネスは自動化され量産化されかつ安価になり、小売ならアマゾン、検索ならグーグルと、GAFAMを始めとした世界を繋ぐグローバル企業に集約されていきます。
意味やストーリー「あるべき姿」を模索する時代
では、世界はこれからどういう方向に動いていくのでしょうか。
例えば、意味やストーリー、あるべき姿をすでに我々は模索し始めていて、その流れは今後更に加速していくのではないかと思います。
「安くて安全で便利なミニバンじゃなくて、2人しか乗れない不便だけど最高にエレガントなフェラーリに乗りたい。」
「格安スマホがあるけれど、私は一生iPhoneの信者です。」
「デパートの3000円のバックじゃなくてエルメスのバーキンが欲しい。」
そういった話に共通する、ストーリーや意味の追求です。
そしてこれは、単に金額の高いラグジュアリーブランドだけが意味を持っているというような話ではありません。
言い換えると、人々は単なる問題解決の「機能」ではなく、存在に対する「意味」に対してより関心を持ち、そして、お金を払うようになっているという動きが、より顕著に現れ始めてきたということではないでしょうか。
例えばルイヴィトンのLVMHの業績が上がり、ファストファッションのforever21が衰退していくというのは、ある意味そんな時代を反映しているだけなのかもしれません。
以前、仕事で一緒になった大学生のモデルの子に「最近何かイイ買い物した?」と聞いた時がありました。
その時、彼女はこう答えたのです。
「蔵前に友達と手帳を作りにいったのが最高に楽しかったよ~」
と。
つまり、そういう事です。
友達と楽しく作った手帳に、通常の手帳の10倍の金額を払う。
そのノートの価値は、単なる「モノを書ける」という問題の解決ではなく、意味や価値の創造なのです。
大手プラットフォーマーか、意味を持った個か
そんな究極の時代にあって、我々が問われているのは、あなたは問題を機能的に解決していく自動化され量産化された大手プラットフォーマーになるのか、それとも「意味をもった個」として活動していくのか。
その2つに1つのような気がしています。
それは、個人でも、企業でも同じ事です。
そして後者を選ぶのだとすると、そこには自分が目指すべき世界はこうだという「あるべき姿」を構想する力が求められています。
あるべき世界のために、なぜ我々が存在しているのか?
そのビジョンを描き出せる個に対し、人々が熱狂し、支持を集めていくのです。
弊社の経営理念と存在意義
「個の創造性を解放する、現代社会の方舟でありたい。」
弊社ダニエルズアークの経営理念は、そんな時代背景とコンセプトから成り立っています。